のだっち部長の部屋

2025.11.16

RB26 バルブタイミング調整

 こんにちは。のだっちです。

今年も残す所、、、あと1か月半!早いですねぇ~。まだボーナス商戦ではないですが、何だかバタバタしはじめております。イエローハット側では毎年恒例のスタッドレス履き替えラッシュ!!そしてYMS側は、走行会シーズンともあってアライメントのご依頼が多くなっております。ほぼ毎日数件予約が入っており、YMS行田店の場合は、今日現在ですと2週間先じゃないと予約が入らない状況です。当社も来週の26日(水)が、今年最後の「筑波サーキット グリップ走行会」となっております。まだ初級クラスは少しだけエントリー枠が空いておりますので、興味のある方は是非参加してみて下さい。

それでは、本日のブログの紹介です。
引き続きRB26エンジンオーバーホール作業です。ブロック・ヘッドの組付けも終わり、シム調整も狙ったクリアランスになりましたので、次は、バルブタイミング調整をおこなっていきます。
今回使用するカムシャフトは、「TOMEI製 ポンカムTYPE-A」。仕様は、IN:260°リフト9.15㎜ / EX:252°リフト9.15㎜のカムシャフト。メーカーのバルブタイミングデーターでは、IN:110° / EX:115°となっております。
オーバーホールの際、ブロック上面面修正・ヘッド面研をおこなっておりますので、バルブタイミングはメーカーデーター通りではないと思われます。実際に計測しECUセッティング前の基本設定を確認していきます。とりあえず・・・TOMEIのデーター通りのIN110°・EX115°に合わせていきます。(EX側、もう少し遅らせてオーバーラップ少し増やしてもイイかなぁ~!?)
圧縮上死点を正確に測る為、ピストンTOPゲージを使用し圧縮上死点の確認、そしてバルブタイミングを確認する為の全円分度器の0点を合わせます。ダイヤルゲージを使用し、最大リフト位置が判るようにセットします・・・が、ダイヤルゲージの先端がカムが邪魔して上手くリフターに接触しなくて手こずりました(汗)
後は、、、ECUセッティング時に変更するかは、タービン・その他部品のフィーリングで決めたいと思います。

2025.11.15

RB26エンジン ブロック・ヘッド組付け

 こんにちは。のだっちです。

先週当社主催のゴルフコンペ。そして今週は「お仕事!?」でお付き合いのある企業様のゴルフコンペに参加してきました。今回は、最近ではあまりない!?ズタボロなスコアーで終わった。ダフリ・チョロリ・シャンク・トップ・・・先週と同じ動きをしているつもりだが、全くちゃんと当たらない(汗)ここまでくると本気で悔しい。。。今までは、練習もほとんどしない・道具はほとんど貰い物でゴルフをしてましたが、来年は少し本気!?で取り組もうかなぁ~と思っている。。。若い頃にハマったスポーツ「スキー!」をやっていた時は、ほぼ毎週スキー場に行き、仕事終わりにナイターだけ行ったり、夏場は室内スキー場に行ったりメチャメチャやっていた。年齢的にそこまでは無理だが、もう少しゴルフ上手くなるように頑張ろうかな・・・・・・・・

それでは、本日のブログの紹介です。
引き続きRB26エンジンオーバーホールです。ブロック側はクランク・ピストンを組付け、オイルパンバッフルプレートを組み込んだオイルパンを取り付けます。RB26のオイルパンはフロントデフ付きなので1人では持てない・・・(汗)助っ人を呼んでオイルパン装着。ヘッドガスケットを実測で測った燃焼室容積・ピストンクラウン・ストローク量などなどから計算し、今回は1.2㎜のヘッドガスケットを選択しました。ヘッドボルトも膨張・収縮しづらいスタッドボルトへ変更。以前バルブを組み込んであったヘッドをブロックと合体!!各ネジ・ナットは指定されたトルクで締め付け、タイミングベルトを仮り組みし再度バルブクリアランスを測定してみると、やはり少しズレている・・・。カムを外しシム調整を行いエンジン組付け終了!!後は、回りの補機類など装着となります。

2025.11.11

RB26 オイルパンバッフルプレート

 こんにちは。のだっちです。

最近、日中の寒暖差が激しいですね。日が暮れると一気に寒くなる。皆さんインフルエンザが大流行しているので、体調管理には気をつけましょう!!所で・・・今シーズンは関東平野には雪は降るのでしょうか???カマキリの卵が高い位置にあると「積雪がある!」や、カメムシが大量発生すると「雪が降る!」などいろいろな説!?がありますが、果たして、、、今シーズンは雪が降るのかな???我々の業界では、12月の初旬頃にうっすら積もる程度の雪が降ってもらえると、会社は潤うんですが・・・

それでは、本日のブログの紹介です。
RB26エンジンオーバーホールついでに、「レイマックス製オイルパンバッフルプレート」の取り付けを行いました。純正のバッフルプレートと組み合わせて、オイルの片寄れ防止の仕切り板を組み込む感じです。
少し知恵の輪!?状態ですが、説明書をしっかり読めば簡単に取り付け出来ます。どこか曲げたり・穴開けなおしたりは全くしなくて大丈夫な精度の高い商品です。
因みに・・・バッフルプレートの取り付けだけ依頼した場合、エンジン脱着作業となりますので、ご依頼はエンジンオーバーホールと同時作業がおすすめです。

2025.11.08

RB26 メタルクリアランス&ピストンリング合口調整

 こんにちは。のだっちです。

今週水曜日に、当社主催のゴルフコンペを開催しました。付き合いのある業者様や当社スタッフなど、総勢24名でのゴルフコンペ。当社主催のゴルフコンペも第19回と何気に続いております。これだけ続いているのに・・・腕は上がらない(汗)自分はいわゆる「飛ばし屋!?」なのでグリーン周りまですぐに近づくが、そこからが遠いい。。。。(大汗)今までいろんなスポーツはやってきてたので、運動に関しては自信があったがゴルフは難しい。何気に運動量もあり、しかも頭も使う。打倒!!トッチーだが、追いつくまでまだ時間がかかりそう・・・・

それでは、本日のブログの紹介です。
RB26エンジンのブロック側です。クランクメタルのクリアランス測定を行い、クランクシャフトを組んで行きます。最近!?老眼の影響でプラスチゲージが見えません(汗)もぉ~エンジン組付けでも老眼鏡が必須になってしまっています。1/100内でのクリアランス調整なので、老眼は厳しい・・・が、心配いりません。老眼鏡をかければバッチリ見えますので安心して下さい。クランクメタルのサイズも決まり、次はピストン合口確認です。今回はTOPリングの合口が狭いので削って調整していきます。何気にピストンリングは固いので全然削れないので時間はかかります。0.01㎜削るのも大変・・・エンジンオーバーホールは、細かいクリアランス調整が大事なので、時間がかかっても妥協せず作業しております。

2025.11.03

今年最後の走行会(筑波サーキット)

 こんにちは。のだっちです。

本日は、今月末11月26日(水)に当社主催で開催予定の「筑波サーキット グリップ走行会」の案内を再度お伝え致します。
グリップ上級クラスは既に受付予定台数に達している為、受付を終了させて頂いておりますが、グリップ初級クラスは、まだ受付枠はありますので、気になる方は「店舗へ直接受付されるか」もしくは・・・→「当社ホームページよりwebにて受付されるか」どちらでも大丈夫なので、是非エントリーお願い致します。
ちなみに、、、本日受付されたかたで「78歳!!」の方がエントリーされました。エントリー表の年齢を確認してビックリしましたが、見た感じはものすごく若くみえる方で、まだまだ現役!!の雰囲気をかもしだしている年配の方です。こんな歳の取り方を取りたいなぁ~って思いました。
そんな感じで「フッと!?」エントリーされた方の年齢ってどんな感じなんだろう???と気になり、今回エントリーされた方の年齢を集計っしてみると・・・ビックリ!!一番多い年代は、なんと!50歳以上!!50歳~70歳の間でエントリーされた方の半数を超えておりました。因みに・・・1番多い年代は50~60歳・2番目は20~30歳・そして3番目は60~70歳、、、と、皆さんまだまだ「若い者には負けないぞ!!」と言わんばかり。
なので、、、年齢は関係ありません!興味のある方は、まずは店舗へご相談下さい
(人の事言ってますが、自分も若くないので、皆さんに見習わなければ・・・・・・・)

2025.11.01

インジェクター洗浄

 こんにちは。のだっちです。

今年も残す所あと2カ月。時間が経つのが早く感じる。
話しは変わって、、、何度もお伝えしておりますが、今月末11月26日(水)は、当社主催の「筑波サーキット コース2000 グリップ走行会」を開催致します。上級クラスの受付は予定台数に達しましたので受付終了しましたが、初級クラスはまだまだ受付しておりますので、興味のある方は是非ご参加下さい。

それでは、本日のブログの紹介です。
流行りがスタれた!?のか、最近依頼が少なくなった「インジェクター洗浄」を紹介致します。基本的に洗浄なので壊れてしまっているインジェクターは治りませんが、今回作業依頼されたインジェクターは、何年も不動だった車両のインジェクター洗浄を行いました。眠っていた車両のエンジンを始動させようとしたら・・・1気筒動いていない感じがしたので!?と言う事でインジェクターの点検からしてみました。インジェクター洗浄依頼をされる前に、点火・吸入空気の確認は行ったようで、恐らくインジェクターであろう???
いざッ!!点検!!
1番インジェクターが噴射してませんでした。先端のキャップ・フィルターを外して超音波洗浄機で約20分間洗浄。洗浄後は新品のキャップ・フィルターに交換し、再度噴射テストをおこなうと・・・・・1番インジェクター復活!!他のインジェクターも問題なさそうなので返却となります。これでエンジン始動すると思います。。。。。

2025.10.28

LINK G4+ 冷間時始動設定

 こんいちは。のだっちです。

また少しハマっています(汗)
LINK G4+Plug-inの冷間時の始動性が悪い・・・かからない!?訳ではないですが、セル始動が長かったり、再始動しないとかからなかったりする。LINK内の燃料→冷間始動の項目内をいろいろとイジっている。
「始動前噴射」キーONやスタート時にテーブル内の時間、燃料を1回噴射する。水温によって時間を決めれる。3Dマップにすれば縦軸を増やし、さらに細かくセット出来そうだが、、、今はそのような感じではないので2Dのまま様子をみる。
「初回クランキング補正」エンジン始動の最初の1回転だけ補正を行う。始動前噴射で少し燃料噴射し、クランキング1回転時にさらに燃料噴射・・・って事なのかな???増やしたり・減らしたりして状態確認中。
冷間始動時の確認なので、1日で1~3回ぐらいしか出来ないのが厄介(汗)

2025.10.26

RB26エンジンオーバーホール リン酸マンガン処理

 こんにちは。のだっちです。

昨日・本日と雨が降っていて少し肌寒い。もう半袖だけでは寒い季節になりましたね。気温が下がってくると「今シーズンの積雪はどうだろう???」と気になります。今シーズンは、ブリジストンタイヤやヨコハマタイヤなど新しいスタッドレスが発売されましたので、これからスタッドレスを購入される方は新商品も検討しながら、早めのご購入・冬準備をおすすめ致します。少しでも安くスタッドレスタイヤを購入したい場合は「早期割引き」が適用される期間中がイイですよ!!それと、スタッドレスタイヤに履き替えをされる方も、11月下旬以降は「ハイシーズン価格」に変わってしまいますので、こちらも早めに交換をおすすめ致します。雪降った時に履き替えでは「価格は高くなる」「待ち時間が長い」・・・とデメリットしかないので、、、、

それでは、本日のブログの紹介です。
引き続きRB26エンジンオーバーホールの紹介です。RB26エンジンも、初期のエンジンだと既に30年以上経ちます。劣化したから交換・・・とは簡単にいかないRB26エンジン。と言う事も踏まえ、今回のRB26エンジンはホーニング・上面面修正は勿論の事、少しでも錆対策・耐久性向上させる為シリンダーブロックを「リン酸マンガン処理」を施しました。リン酸マンガン処理、別名をニューブライト処理とも言われており、主に防錆性向上・耐摩耗性向上などが見込まれる処理です。RBエンジンは鉄のブロックの為、普段のメンテナンスしだいではウォーターライン内部が錆てしまい、過去にあまりにも錆過ぎてヒーターが全く効かなくなってしまった・・・と言う車両もありましたので、少しでも対策できるようにと言う理由で処理を依頼しました。
RBエンジンも「旧車」の部類に入ってきておりますので、これからエンジンオーバーホールを検討されている方は、こんな加工を施すのも選択肢ではアリ!?なのではないでしょうか。。。。
(気になる方もいると思いますのでお伝えしますが、処理をおこなったブロックは全体的に艶消し黒のブロックになります。)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

2025.10.24

RB26 エンジンオーバーホール シム調整

 こんにちは。のだっちです。

先日、年に一度の「自分テスト!」(健康診断の事)の結果が出ました。結果はなんと!!B判定!!歳取って衰えてきているのに、食事に関しては「中学生!?」ばりの高カロリーの物ばかり食べています。いつだか?のマクドナルドのテレビCMで「まだまだビックマックなんてペロりだよ!」って言うCMがあったと思いますが、、、恐らく自分は、、、いい歳して「ビックマック3個ペロりだよ!!ポテト付きでね」(汗)来年は、、、流石に、、、引っかかるかなぁ~!?・・・・さぁ~!どうする!?

それでは、本日のブログの紹介です。
直列6気筒ツインカムエンジン。何気にヘッドの組付け・調整が一番手間・時間がかかる。バルブステムシールを組んで、スプリングシート・バルブスプリング・リテーナーをコッターピンの隙間も気にしながら24ヶ所組付ける。やり慣れていても大変。そして、バルブ・バルブガイドを新品交換、シートカット・バルブすり合わせ・セット長合わせを行っているのと、カムシャフトを社外新品に交換するので、今まで装着されていたシムでバルブクリアランスが合うはずはない・・・エンジン組付けする前に、ヘッドだけの状態でバルブクリアランスをある程度調整しておきます。これまた・・・一度カムシャフトを組むので大変です。しかも、1発でバルブクリアランスは出ないので、何度か同じ作業の繰り返し。でも、この作業がエンジンオーバーホールには大事な作業なので妥協無く終わらせます!!
今回、エンジン耐久性を考慮しカムキャップ・ヘッドボルト・クランクキャップボルトをスタッドボルト化に変更。スタッドボルトにする事でメリットは、熱による耐久性向上・振動などによる緩みづらさ・より均等なトルク管理などなどが向上します。デメリットは、、、もし外す事がある場合、固着で外しにくくなる事!?と、やはり高価な商品なので出費が大きい。。。ぐらいですかねぇ~!?全て強化品にすれば良い訳ではないですが、ネジ1本でも強化になる事もありますので、エンジンオーバーホールのような、1度おこなったら次はない!?ような作業は、多少出費が増えても妥協しない方が良い場合もあります。もちろん!!限度はあるので過剰にならない程度に・・・

2025.10.23

RB26エンジンオーバーホール 鍛造ピストン

 こんにちは。のだっちです。

現在、今年最後の「筑波サーキット グリップ走行会」の受付中となります。グリップ上級クラスは、そこそこ受付枠が埋まってきておりますが、グリップ初級クラスの枠は、まだまだエントリー可能です。当社走行会は、初心者大歓迎の走行会となっております。サーキット場を走行していたい!!って方は、サーキットデビューを当社走行会でどうでしょう???もし・・・初めて走行会に参加される方は、ヘルメット・グローブ・長袖・長ズボンは必ず必要です。ヘルメットは「ハンキャップ」はダメ!!グローブは「軍手」はダメですよ。

それでは、本日のブログの紹介です。
先日もお伝えしましたが、RB26エンジンオーバーホールを引き続き紹介したいと思います。コンロッド・ピストンの重量バランス調整も終わり、コンロッド・ピストンの組付けをおこないます。ピストン・コンロッド共に取り付け方向がありますので、組付けする際は注意が必要。もし間違って組んでしまうと・・・ピストン下側でオイルジェットに当たってしまう可能性があります。クランクキャップやカムキャップなども、取り付け方向が決まっており、適当に組付けするとエンジンブローに繋がりますので注意!!(昔、プライベーターの方が個人でエンジンオーバーホールして直ぐにエンジンブローしてしまった車両の点検をした事がありますが、カムキャップはIN側EX側関係なく取り付けされていたり、クランクキャップも前後違かったりして組んでいたのもありました。。。)因みに今回組付けするピストンは・・・HKS製鍛造ピストン86φ(ノーマルサイズ)となります。