のだっち部長の部屋

2025.11.08

RB26 メタルクリアランス&ピストンリング合口調整

 こんにちは。のだっちです。

今週水曜日に、当社主催のゴルフコンペを開催しました。付き合いのある業者様や当社スタッフなど、総勢24名でのゴルフコンペ。当社主催のゴルフコンペも第19回と何気に続いております。これだけ続いているのに・・・腕は上がらない(汗)自分はいわゆる「飛ばし屋!?」なのでグリーン周りまですぐに近づくが、そこからが遠いい。。。。(大汗)今までいろんなスポーツはやってきてたので、運動に関しては自信があったがゴルフは難しい。何気に運動量もあり、しかも頭も使う。打倒!!トッチーだが、追いつくまでまだ時間がかかりそう・・・・

それでは、本日のブログの紹介です。
RB26エンジンのブロック側です。クランクメタルのクリアランス測定を行い、クランクシャフトを組んで行きます。最近!?老眼の影響でプラスチゲージが見えません(汗)もぉ~エンジン組付けでも老眼鏡が必須になってしまっています。1/100内でのクリアランス調整なので、老眼は厳しい・・・が、心配いりません。老眼鏡をかければバッチリ見えますので安心して下さい。クランクメタルのサイズも決まり、次はピストン合口確認です。今回はTOPリングの合口が狭いので削って調整していきます。何気にピストンリングは固いので全然削れないので時間はかかります。0.01㎜削るのも大変・・・エンジンオーバーホールは、細かいクリアランス調整が大事なので、時間がかかっても妥協せず作業しております。

2025.11.03

今年最後の走行会(筑波サーキット)

 こんにちは。のだっちです。

本日は、今月末11月26日(水)に当社主催で開催予定の「筑波サーキット グリップ走行会」の案内を再度お伝え致します。
グリップ上級クラスは既に受付予定台数に達している為、受付を終了させて頂いておりますが、グリップ初級クラスは、まだ受付枠はありますので、気になる方は「店舗へ直接受付されるか」もしくは・・・→「当社ホームページよりwebにて受付されるか」どちらでも大丈夫なので、是非エントリーお願い致します。
ちなみに、、、本日受付されたかたで「78歳!!」の方がエントリーされました。エントリー表の年齢を確認してビックリしましたが、見た感じはものすごく若くみえる方で、まだまだ現役!!の雰囲気をかもしだしている年配の方です。こんな歳の取り方を取りたいなぁ~って思いました。
そんな感じで「フッと!?」エントリーされた方の年齢ってどんな感じなんだろう???と気になり、今回エントリーされた方の年齢を集計っしてみると・・・ビックリ!!一番多い年代は、なんと!50歳以上!!50歳~70歳の間でエントリーされた方の半数を超えておりました。因みに・・・1番多い年代は50~60歳・2番目は20~30歳・そして3番目は60~70歳、、、と、皆さんまだまだ「若い者には負けないぞ!!」と言わんばかり。
なので、、、年齢は関係ありません!興味のある方は、まずは店舗へご相談下さい
(人の事言ってますが、自分も若くないので、皆さんに見習わなければ・・・・・・・)

2025.11.01

インジェクター洗浄

 こんにちは。のだっちです。

今年も残す所あと2カ月。時間が経つのが早く感じる。
話しは変わって、、、何度もお伝えしておりますが、今月末11月26日(水)は、当社主催の「筑波サーキット コース2000 グリップ走行会」を開催致します。上級クラスの受付は予定台数に達しましたので受付終了しましたが、初級クラスはまだまだ受付しておりますので、興味のある方は是非ご参加下さい。

それでは、本日のブログの紹介です。
流行りがスタれた!?のか、最近依頼が少なくなった「インジェクター洗浄」を紹介致します。基本的に洗浄なので壊れてしまっているインジェクターは治りませんが、今回作業依頼されたインジェクターは、何年も不動だった車両のインジェクター洗浄を行いました。眠っていた車両のエンジンを始動させようとしたら・・・1気筒動いていない感じがしたので!?と言う事でインジェクターの点検からしてみました。インジェクター洗浄依頼をされる前に、点火・吸入空気の確認は行ったようで、恐らくインジェクターであろう???
いざッ!!点検!!
1番インジェクターが噴射してませんでした。先端のキャップ・フィルターを外して超音波洗浄機で約20分間洗浄。洗浄後は新品のキャップ・フィルターに交換し、再度噴射テストをおこなうと・・・・・1番インジェクター復活!!他のインジェクターも問題なさそうなので返却となります。これでエンジン始動すると思います。。。。。

2025.10.28

LINK G4+ 冷間時始動設定

 こんいちは。のだっちです。

また少しハマっています(汗)
LINK G4+Plug-inの冷間時の始動性が悪い・・・かからない!?訳ではないですが、セル始動が長かったり、再始動しないとかからなかったりする。LINK内の燃料→冷間始動の項目内をいろいろとイジっている。
「始動前噴射」キーONやスタート時にテーブル内の時間、燃料を1回噴射する。水温によって時間を決めれる。3Dマップにすれば縦軸を増やし、さらに細かくセット出来そうだが、、、今はそのような感じではないので2Dのまま様子をみる。
「初回クランキング補正」エンジン始動の最初の1回転だけ補正を行う。始動前噴射で少し燃料噴射し、クランキング1回転時にさらに燃料噴射・・・って事なのかな???増やしたり・減らしたりして状態確認中。
冷間始動時の確認なので、1日で1~3回ぐらいしか出来ないのが厄介(汗)

2025.10.26

RB26エンジンオーバーホール リン酸マンガン処理

 こんにちは。のだっちです。

昨日・本日と雨が降っていて少し肌寒い。もう半袖だけでは寒い季節になりましたね。気温が下がってくると「今シーズンの積雪はどうだろう???」と気になります。今シーズンは、ブリジストンタイヤやヨコハマタイヤなど新しいスタッドレスが発売されましたので、これからスタッドレスを購入される方は新商品も検討しながら、早めのご購入・冬準備をおすすめ致します。少しでも安くスタッドレスタイヤを購入したい場合は「早期割引き」が適用される期間中がイイですよ!!それと、スタッドレスタイヤに履き替えをされる方も、11月下旬以降は「ハイシーズン価格」に変わってしまいますので、こちらも早めに交換をおすすめ致します。雪降った時に履き替えでは「価格は高くなる」「待ち時間が長い」・・・とデメリットしかないので、、、、

それでは、本日のブログの紹介です。
引き続きRB26エンジンオーバーホールの紹介です。RB26エンジンも、初期のエンジンだと既に30年以上経ちます。劣化したから交換・・・とは簡単にいかないRB26エンジン。と言う事も踏まえ、今回のRB26エンジンはホーニング・上面面修正は勿論の事、少しでも錆対策・耐久性向上させる為シリンダーブロックを「リン酸マンガン処理」を施しました。リン酸マンガン処理、別名をニューブライト処理とも言われており、主に防錆性向上・耐摩耗性向上などが見込まれる処理です。RBエンジンは鉄のブロックの為、普段のメンテナンスしだいではウォーターライン内部が錆てしまい、過去にあまりにも錆過ぎてヒーターが全く効かなくなってしまった・・・と言う車両もありましたので、少しでも対策できるようにと言う理由で処理を依頼しました。
RBエンジンも「旧車」の部類に入ってきておりますので、これからエンジンオーバーホールを検討されている方は、こんな加工を施すのも選択肢ではアリ!?なのではないでしょうか。。。。
(気になる方もいると思いますのでお伝えしますが、処理をおこなったブロックは全体的に艶消し黒のブロックになります。)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

2025.10.24

RB26 エンジンオーバーホール シム調整

 こんにちは。のだっちです。

先日、年に一度の「自分テスト!」(健康診断の事)の結果が出ました。結果はなんと!!B判定!!歳取って衰えてきているのに、食事に関しては「中学生!?」ばりの高カロリーの物ばかり食べています。いつだか?のマクドナルドのテレビCMで「まだまだビックマックなんてペロりだよ!」って言うCMがあったと思いますが、、、恐らく自分は、、、いい歳して「ビックマック3個ペロりだよ!!ポテト付きでね」(汗)来年は、、、流石に、、、引っかかるかなぁ~!?・・・・さぁ~!どうする!?

それでは、本日のブログの紹介です。
直列6気筒ツインカムエンジン。何気にヘッドの組付け・調整が一番手間・時間がかかる。バルブステムシールを組んで、スプリングシート・バルブスプリング・リテーナーをコッターピンの隙間も気にしながら24ヶ所組付ける。やり慣れていても大変。そして、バルブ・バルブガイドを新品交換、シートカット・バルブすり合わせ・セット長合わせを行っているのと、カムシャフトを社外新品に交換するので、今まで装着されていたシムでバルブクリアランスが合うはずはない・・・エンジン組付けする前に、ヘッドだけの状態でバルブクリアランスをある程度調整しておきます。これまた・・・一度カムシャフトを組むので大変です。しかも、1発でバルブクリアランスは出ないので、何度か同じ作業の繰り返し。でも、この作業がエンジンオーバーホールには大事な作業なので妥協無く終わらせます!!
今回、エンジン耐久性を考慮しカムキャップ・ヘッドボルト・クランクキャップボルトをスタッドボルト化に変更。スタッドボルトにする事でメリットは、熱による耐久性向上・振動などによる緩みづらさ・より均等なトルク管理などなどが向上します。デメリットは、、、もし外す事がある場合、固着で外しにくくなる事!?と、やはり高価な商品なので出費が大きい。。。ぐらいですかねぇ~!?全て強化品にすれば良い訳ではないですが、ネジ1本でも強化になる事もありますので、エンジンオーバーホールのような、1度おこなったら次はない!?ような作業は、多少出費が増えても妥協しない方が良い場合もあります。もちろん!!限度はあるので過剰にならない程度に・・・

2025.10.23

RB26エンジンオーバーホール 鍛造ピストン

 こんにちは。のだっちです。

現在、今年最後の「筑波サーキット グリップ走行会」の受付中となります。グリップ上級クラスは、そこそこ受付枠が埋まってきておりますが、グリップ初級クラスの枠は、まだまだエントリー可能です。当社走行会は、初心者大歓迎の走行会となっております。サーキット場を走行していたい!!って方は、サーキットデビューを当社走行会でどうでしょう???もし・・・初めて走行会に参加される方は、ヘルメット・グローブ・長袖・長ズボンは必ず必要です。ヘルメットは「ハンキャップ」はダメ!!グローブは「軍手」はダメですよ。

それでは、本日のブログの紹介です。
先日もお伝えしましたが、RB26エンジンオーバーホールを引き続き紹介したいと思います。コンロッド・ピストンの重量バランス調整も終わり、コンロッド・ピストンの組付けをおこないます。ピストン・コンロッド共に取り付け方向がありますので、組付けする際は注意が必要。もし間違って組んでしまうと・・・ピストン下側でオイルジェットに当たってしまう可能性があります。クランクキャップやカムキャップなども、取り付け方向が決まっており、適当に組付けするとエンジンブローに繋がりますので注意!!(昔、プライベーターの方が個人でエンジンオーバーホールして直ぐにエンジンブローしてしまった車両の点検をした事がありますが、カムキャップはIN側EX側関係なく取り付けされていたり、クランクキャップも前後違かったりして組んでいたのもありました。。。)因みに今回組付けするピストンは・・・HKS製鍛造ピストン86φ(ノーマルサイズ)となります。

2025.10.21

光学式 電磁式 クランク角センサー

 こんにちは。のだっちです。

本日は、「自分が忘れない為に記録しておく・・・」と言う事で、このブログを活用させてもらいます。なので、、、少し間違っていたり・全く必要ない!?、そして詳しい方は「当たり前だ!!」と思う内容かもしれませんので、そんな方はスルーして下さい。。。

LINK制御の事を勉強していると、今までは「言葉は聞くが改めて考えると・・・???」と言う部品・内容・作業などがいくつもあります。例えば・・・「CAN通信」言葉は聞くがどんな通信?そしてどんな利点があるの???など、改まって質問されると「んッ!?」って戸惑ってしまいませんか???まぁ~現代では頭の良い方々が詳しくネットに上げられているので調べれば判る時代ですが、LINK制御をおこなっていると、そんな事も勉強が必要になってきます。(必要ない場合もありますが・・・)
そして今回はクランク角センサーに関して勉強した事を少しだけ、忘れない為にブログに残しておこうと思います。
まず、クランク角センサーですが、電磁式や光学式などがあります。最近では純正のクランク角センサーをやめて、これらのセンサーを用いて制御する方法があります。(最近でもないかな!?)例えば先日当社でもおこなったHKS製クランク角センサーキットなど、、、
それでは、なんで!?こんな商品が販売されるのかッ!!しかも価格はそれなりに高価な商品で必要とする理由はなんだろう???
RBエンジンやSRエンジンのクランク角センサーは、装着位置でも判るように実際ではカムの所でクランク回転を検出しております。その検出方法がギアを返して検出したり、溝に合わせてローターを回して検出したり・・・と、この時点でギア・溝などのクリアランスのガタで誤差が出てしまいます。その誤差を埋める為に直接クランクシャフトにトリガーギアを装着しセンサーを返して検出する事により、クランク回転の検出精度が上がり、それに必要とする燃料噴射・点火時期など詰める事が可能となります。
話しを少し戻し・・・電磁式・光学式どっちのセンサーがイイの???と言う事も調べましたが、、、使用方法によって良し悪しがあるので、いろいろな事を検討してから選んだ方が良いみたいです。そもそもキット化されている物を購入する場合は選べないと思いますが、、、
まず、電磁式クランク角センサーですが、主に2極カプラーのセンサーが電磁式の事が多く、磁気を使って信号を検知します。電磁式のメリットは、光学式より価格は安く耐久性がありますが、デメリットは低回転域の検出に不安が出るそうです。(ABSなどは、この電磁式センサーが多いですよね~)
光学式クランク角センサーは、主に3極カプラーを使用している事が多く、光を使って信号を検出します。メリットは、高回転でも高精度に回転信号を検出する事が出来るが、価格は高く汚れにより検出できなくなる事もあり耐久性もそれほど高くないようです。(トヨタの1JZや2JZなどは純正で採用されてます)
こんな事を考えていると、クランクシャフトにあったトリガーギア・クランク角センサー・センサーアダプターそして、、、LINKなどのトリガー制御ができるフルコンがあれば、何でもできるんじゃないか???なんて考えてしまう。。。(そんな簡単ではないのも判ってる。)
ここまで考えていると、そもそもLINK・Vpro・モーテック・ハルテックなどなどのフルコンを作る方々は本当に凄い!!
長文になりましたが、本日のブログは「独り言」・・・と言う事で。。。
(HKS製クランク角センサーは、光学式センサーです。)


2025.10.20

ER34 LINK G4+Plug in トリガー

 こんにちは。のだっちです。

数か月前に紹介しました「ER34スカイラインに、HKS製クランク角センサー装着・LINK G4+制御」の車両ですが、いろいろ初めて挑戦する事もあり、かなりハマっておりました(汗)
ハマってしまっていた内容は・・・エンジン回転にトラブル!!!(注)なんだぁ~これかぁ~!!って思う方も居ると思いますが、ツッコミは入れないで下さいネ。(笑)
LINKソフト内でタイムプロット使って確認してみると、、、こんな感じで回転数が上がっていく。。。

こんなデーターでも、エンジンは始動するし、少し苦痛ではあるが乗れない事もない!?
エンジンが始動しちゃってるから余計にハマってしまったのですが・・・
この後、プラグ・ダイレクトコイル・各センサー・タイミングベルト・配線など何度も確認したが原因判らず。。。LINKを扱っている業者様やHKSなど、恥をしのんでいろいろトラブル解決につながるヒントでもないか???聞きまくっても解決の糸口が見つからず、お客様の都合でいったん返却する事になり、クランク角センサーを純正に戻しデーター・配線など全て戻し一時返却。
返却している間、次にお預かりした際にすぐに問題解決できるように、何日もいろいろ考え対策準備をしていました。もぉ~頭の中は、この車両のトラブル解決でいっぱい・・・
再度車両をお預かりして、まずは取り付けた物を再度確認!!
やはり、取り付けには問題なさそうだ・・・ちなみに、クランク角センサー・カム角センサーなどの作動確認もLINKソフト内にあるトリガースコープで確認済み。

トリガースコープで確認しても、センサーには異常は無さそうだ・・・
そこで、返却している間にいろいろ考えて「あッ!!!」と思った事を試した結果。。。。。
エンジン始動!正常な回転数!!アイドリングのバラつきもない!!状態に!!!

吹け上りもレスポンスも激変!!ってすぐに判るぐらいの変化になりました。
結果何が問題だったのかと言うと・・・結局はLINKの設定でした。トリガーモード・トリガー1・トリガー2・トリガーオフセットなど全て変更した結果解決となりました。問題解決したので、後々よく考えてみると「そうだよねぇ~」って思う事でした。(一度、この設定で試した時は、判らないまま行っていた事もあり、その時はどうやら・・・排気上死点で設定していたのだと思う。。。この時にすぐに判っていれば!!やはり、パニクッても焦らない事ですね。。。)
これで、数か月悩んでいた事が1つ解決しましたので、次はセッティング前までの微調整をしていきたいと思います。(今日からよく寝れそう・・・zzz)
お客様には申し訳ないですが、初めて行った事で、判らないままドッハマりして、解決できた事で「いろいろな意味」が判ったので本当に勉強になりました。年取っても、まだまだ勉強していこうと思います。

2025.10.19

RB26エンジンオーバーホール

 こんにちは。のだっちです。

あんなに暑かった真夏の暑さも、一気に涼しい季節に変わりましたね。半袖なのか?長袖なのか?それとも、、、上着を羽織る必要があるのか?で迷う季節です。休みの日に自宅では早々にコタツを出して冬準備をしました。皆さんは冬準備始めましたか???

それでは、本日のブログの紹介です。
RB26DETTエンジンのオーバーホールです。コンロッド・ピストンの重量合わせから始めました。今回計測したコンロッド、純正品の割には優秀で、コンロッド6本の誤差が約1グラムずれで収まっていましたので、重量合わせはいつもより樂でした。(SR20エンジンなんかは酷いと3グラム以上ずれている物も・・・)
ピストンは社外鍛造ピストンでしたので、ほぼズレなし!!重量合わせてピストン・コンロッドを組み込みます。