のだっちの部屋

2024.04.29

ECUMASTER ADU配線

 こんにちは。のだっちです。

今月も残り1日。ゴールデウィークも中盤に差し掛かります。YMS店舗のゴールデンウィーク中の営業は、5/1(水)のみ定休日となり、その他は5/2(木)~5/7(火)まで通常営業となります。毎年ゴールデンウィーク中は、後半の5/5・5/6ぐらいは作業空き状況が多いので、オイル交換等の軽作業は、ほぼ待ち時間がありません。。。!?ゴールデンウィーク後半、メンテナンスのご来店お待ちしております。

それでは、本日のブログの紹介です。
ECUMASTER ADU用のカプラー配線。このADUカプラーは、ハーネスを全て自作にて設置する必要があります。CAN通信のみでモニターを使用するのであれば、電源線2本・アース線1本・CAN1ハーネス2本・CAN2ハーネス2本の合計7本だけで作動させる事が出来るので、自作カプラーの利点としては、不要な配線を除去できます。先日ブログ紹介した時は、テスト段階でしたので簡易的に7本だけ配線を設置して動かしました。テスト動作確認も終わったので、カプラーをしっかり作っていきます。アナログ入力でウィンカーや燃料ゲージ・モニターページ切り替えスイッチ用などハーネスが必要そうなので、アナログ入力線全てハーネス設置(8本)、それと、、、使用するか未定ですがデジタル入力線8本中→3本だけ設置。その他、、、5Vアウト・センサーアースなども設置。ここまでハーネスを増やしたのですが、問題はこのカプラー・・・配線が多くなればなるほど作り終えるのが難しい(汗)ハーネス端子を1本1本カプラーに入れていくのですが、少しでもズレるとカプラーのハーネス固定ができなくなる。。。(大汗)何度も外しては付け、外しては付け、、、と繰り返し、最終的には力業!でカプラーハーネス固定をするものの、結局どこか接触不良を起こして上手くいかない・・・最終的には、カプラー内部を加工して作ってしまいました。(画像のように見た目では判らないと思いますが、かなり加工してあります(汗))加工した結果、たぶん!?これなら接触不良は起こさないと思うので、使用には問題ないと思います。(後から配線を追加する事は出来ますが、配線を外す事は出来なくしてあります。)
このカプラーを1発で作り終えるには、何度も作ってみないとコツを覚えない???
カプラー製作に予定外の時間を使ってしまった・・・・・・・・


2024.04.27

LINK ECU + ECUMASTER ADU CAN通信

 こんにちは。のだっちです。

ゴルデンウィーク突入!!YMS店舗は、5/1(水)のみ定休日となり、その他は通常営業となります。行楽地などへお出かけの前に、車両メンテナンスは如何でしょうか???

それでは、本日のブログの紹介です。
お客様のご依頼で、LINKのECUデーターをECUMASTERのADUを使用して、CAN通信で車両管理させたい!とご依頼されましたので、ここ最近・・・CANに関して勉強しておりました。中々ネット検索しても、ある程度の情報しか手に入らなかったので、自分が知りえた情報を紹介したいと思います。
※今回、初めてCANに関して勉強したので、これから書く情報は「間違っている!?」可能性もありますので、あくまでも参考程度に観覧して下さい。
今回使用する物は、
★LINK G4X MONSOON(コンピューター)
★ECUMASTER ADU-5 (メーター)
正直・・・CANって言っても、2本の配線つないで、設定をチャッチャッ!と変えれば使える・・・って思っていましたが、かなり奥が深かったです(汗)
まず、モニターのADU側の設定ですが、こちらには、LINK ECUとCAN通信させる為の初期データーが備えられているので、それを選択します。ちなみに、ADU側の設定変更させる為にECUMASTERより「USBtoCAN」と言う変換アダプターも必要になります。(要配線加工)このアダプターを使用してADU内の設定変更をパソコンで行います。
次に、LINK側のCAN設定を行います。ここでCANを全く知らなかった自分はドッハマリ!してしまいました。CAN通信させる為に各設定項目をLINK側とADU側を同じにしなくてはいけない事が判っていませんでした。(汗)
まずADU側は、CANモジュールが2系統あり、CAN1には「USBtoCAN」を接続。CAN2をLINKと接続させます。この時、CAN2を使用可能にする為、CANバス設定項目のCAN2にレ点を入れ、ビットレート:500Kbpsを選択。
次にLINK側ですが、CANモジュールはMONSOONの場合1系統しかないのでそのまま使用。モード:ユーザー定義、ビットレート:500Kbpsを選択。データー項目のモードは:transmit generic dash(汎用モード)を選択し、通信レート:20HZを選択。ここまででもかなりハマってましたが、最後にCAN IDを入力する所で「どの数字を入れればいいの???」って悩む。
ADU側には、ID:0x3E8 ・・・・・・と、んっ!?これって16進数表示?知っている人からすれば、「そうだよ!!」って言うと思いますが、0x(ゼロエックス)から始まる数字は16進数、、、と言う事らしいです。
って事は!?!?!?!?!?
16進数を10進数に変換してみると・・・=「1,000」!!
LINK側のCAN ID入力する項目は10進数でしたので、この1,000と言う数字を入れました。(ちなみに、今ではネットで簡単に16進数から10進数に変換する計算機があるので、それを使いました。)
今まで悩んでいた事がウソのように、CAN通信にてADUモニターに映す事が出来ました。。。
今回、一番大ハマりした原因は・・・自分が全く英語が読めないから(涙)が最大の原因です。。。もっと勉強していればよかったと後悔。
とりあえず、CAN通信でモニターに映す事が出来たので、これからは、追加でLINK側に車速信号入れたり・油温/油圧センサーを追加したりして、さらにCAN通信項目を増やす事と、ADU側にアナログ入力でウィンカー信号や設定変更をする予定です。
最後に、CAN通信させる為にノイズ対策として「ツイストペアケーブル」と「終端抵抗120Ω」の加工を行う事が推奨されていましたので、この配線加工も施しております。。。
もっといろいろ説明したいのですが、、、自分も覚えたてなので、どう!?説明していいのか判らない状態です。もう少し勉強します!

2024.04.25

L型エンジン オーバーホール完成

こんにちは。のだっちです。

4月も月末に差し掛かりました。本日は半袖でも暑い一日。毎年ですが夏は記録的な暑さになる地域ですので、今年は少しでも涼しければイイのだが・・・話は変わって、ここ数日、取り仕切る行事ごとや初めてやる作業に手こずっておりました。行事ごとも一段落して、初めてやっている作業も先が見えてきましたので、やっと!?通常業務に戻れそうです。。。初めておこなった作業は「CAN通信」を使った作業ですが、「配線つないで、、、チャッチャッ!」と終わると思っていましたが、CAN制御って難しいんですね(汗)今は、インターネットで検索すると、いろいろ勉強になるので普段使わない頭(汗)を、久々にフル回転させた感じです。(奥が深い・・・)CANを理解している方は、凄いな!!って感心してしまいました。YMS行田店の従業員もCANを勉強している者がいますが、今は自分の方が一歩!?先にいったかな????後ほど、自分が判っている範囲内ですが紹介したいと思います。

それでは、本日のブログの紹介です。
本日はYMS館林店勤務となりますので、この店舗に勤務するって事は・・・!?引き続きL型エンジンオーバーホールを進めていきたいと思います。
前回紹介したのは、バルブタイミング調整でしたが、その後フロントカバーの洗浄・塗装、オイルポンプ取付け、ストレナー取付け、オイルパン塗装・取付けとなります。フロントカバーはアルミ独特の腐食が多く、ワイヤーブラシなどで磨きアルミ色の塗料で塗装。オイルポンプは新品に交換。取付け位置が決まっているので、取付けの際ズレないように注意して取付け。オイルパンとクランクプーリーは、豪快についていたサビを、取れるだけ取りつや消しブラックにて塗装。(本当は、クランクプーリーなどもブロックを塗装したブルー?みたいですが、、、)フロントカバーやオイルパンなど、純正の紙製パッキンで取付けのようですが、オイル漏れ対策で薄く液体ガスケットを使用して取付けしました。最後に新品ウォーターポンプを取付けして、自分の受け持った作業は全て終了となります。念のため、タペットカバーは仮止めです。


2024.04.13

ER34 NEO6エンジン シム調整

 こんにちは。のだっちです。

3月末棚卸し・・・4月に入り走行会・ゴルフコンペ、、、と、何だか忙しい。棚卸し・走行会も終わったので、残す所はゴルフコンペの準備のみ!来年は、どれか時期ずらせればイイのだけど。。。作業の方では、今月はアライメント調整の依頼が多い、4月に入って2週間ですが既に20件以上おこなっている。明日から月末までの予定表を見ても30件近く予定が入っている。嬉しい悲鳴だが、何で?今月はこんなにアライメント調整が多いのかな???タイヤの履き替えのタイミングって感じでもないんだけどなぁ~???

それでは、本日のブログの紹介です。
何度か紹介しておりますER34 NEO6エンジンオーバーホールですが、バルブクリアランスでハマってしまっております(汗)インテーク側は規定のクリアランスに調整できたが、エキゾースト側が在庫で持っているシムだとクリアランスが狭過ぎの為、現在シム入荷待ち状態となってしまった・・・シムに関しては日産部販では既に生産終了してしまった部品ですが、ナプレックからシムが発売されたので、そちらを使う予定です。だが、、、欲しいシムが欠品中(大汗)シム入荷まで、ヘッド組付け・補機類組付けと、出来るだけ作業を進めております。オーナーさん、お待たせしておりますが、もうしばらくお待ち下さい。

2024.03.30

4AGエンジン・NEO6エンジン

 こんにちは。のだっちです。

ブログ更新・・・ちょっとサボってました(汗)
4月10日に開催予定の日光サーキット走行会!平日開催なのに「満員御礼!!」予定台数きっちり!?うまりました。現在、走行会の準備、そして今月末には当社の半期決算棚卸しがあり、それに加えて社内ゴルフコンペも予定しており、何だかバタバタしております(大汗)。仕事の方も嬉しい悲鳴ではありますが、エンジンオーバーホール関連の依頼が多数入ってきておりますので、「寝ずに!?」頑張りたいと思います。当社の棚卸しに関してですが、4月1日(月)を予定しており、皆様にはご迷惑お掛けしますが、4月1日は棚卸しの為お店は定休日となりますのでご了承下さい。(YMS全店舗定休日となります)

それでは本日のブログの紹介です。
まず4AGエンジンから紹介します。エンジンオーバーホールを行い、LINK制御でエンジン始動。内容は、、、ブロック側は82φ鍛造ピストンに軽量フルカウンタークランクシャフト・H断面コンロッドを使用。ヘッド側はビックバルブにIN:304°/EX288°のカムシャフトでバルブタイミング調整、ヴィッツ用リフターにて組付け。AE111用4連スロットルに、ダイレクトイグニッションコイル、AE92後期インジェクター、これをデスビ内部加工にて気筒判別させシーケンシャル噴射のダイレクトコイル仕様。LINK G4X MONSOON制御にする為、インジェクター・コイル配線を追加、エンジンハーネス加工にて初期データーを入れこみ、各センサーの校正をおこないエンジン始動。。。とりあえづエンジン始動しアイドリングしております。空燃比計をセットしていないので、後に空燃比計で再度データーを調整したいと思います。因みに、、、PIT側では、ミッションオーバーホール・デフオーバーホールなども行い、結果、大作業になってました(汗)
そして、、、並行して作業していたR34スカイラインNEO6エンジン。やっと・・・!?ヘッドが加工から返ってきましたので、ヘッド洗浄・バリ取りを行いバルブ組付けしております。(今回はヘッド返却までかなり時間がかかった・・・・)バルブ組付けまで速攻で終わらせましたので、これからシム調整。ノーマルで装着されていたシムが、かなりバラバラだったので、多分、、、、シム調整に時間が掛かりそうな予感。。。ただ大事な所なので手を抜かずキッチリ調整したいと思います。

2024.03.08

R31改 LINKプラグイン

 こんにちは。のだっちです。

3月なのに火曜日・木曜日と雪が降った。もう桜の開花はいつ!?って言う話題が出ているのに。どうせ降るなら12月に降ってもらえると車業界は潤う!?んですがねぇ~(スタッドレスタイヤが売れるので)YMS店舗からしてみれば、雪降っちゃうとスポーツカー乗りのお客さんは来店しなくなるので困っちゃいますが、、、気温の変化が激しいので、皆さん体調には気をつけましょう。

それでは、本日のブログの紹介です。
ここ最近このブログでも頻繁に紹介しております「LINK ECU」。今度は、R31スカイラインのお客さんよりLINK制御に変更して欲しいと依頼がありました。今回はLINK G4Xプラグインのご注文。R31スカイラインにプラグイン???って方もいるかもしれませんが、ご注文頂いた車両はRB25DETスワップ車両で、現在R33タイプM用のパワーFCで制御されています。っと言う事で、カプラーオンが可能で、念の為パワーFCに戻せる状態のプラグインを選択しました。
このLINK G4Xプラグインは純正のECUの中身だけ交換するのですが、先ほども伝えたように現在パワーFC装着車なので、当社で廃棄する予定だった純正ECUを綺麗に洗浄・塗装して即装着可能な状態にしました。
折角なので、社外ECUっぽく蓋はブラックに塗装、回りはシルバーに塗装して、ECU内部に接続するUSBケーブルと圧力センサー用の配管をECU回りを塗装する前に穴あけ加工して装着しました。後はお客さんと日程調整してセッティングとなります。

2024.03.02

ER34 NEO6エンジンオーバーホール(ブロック編)

 こんにちは。のだっちです。

来月開催予定の「日光サーキット グリップ&ドリフト走行会」ですが、現在グリップ上級クラスが既に予定台数の受付がありましたので、開催1ヶ月前ですが受付終了とさせて頂きました。グリップ走行のエントリーが多く、グリップ初級クラスを1クラス増やしドリフトクラスを初級+中級混合クラスに変更となります。まだまだ受付中となりますので、気になる方はお早めにお申込み下さい。参加される皆様に何かしらの景品をお渡し出来るように、豪華景品と合わせて準備しております。

それでは、本日のブログの紹介です。
本日はYMS行田店勤務となりますので、引き続きER34 NEO6エンジンオーバーホールの作業をします。前回、雨でブロックの塗装が出来なかったのですが、天気の良い日にブロック塗装も終了。ブロックの準備も出来ましたのでピストンリング合口測定・調整、クランクメタルクリアランス測定・調整、コンロッドメタルクリアランス測定・調整、、、をしながらブロック側の組付けを行います。もちろん内部の見えないネジ1本から全て綺麗に洗浄して組付けております。(洗浄したからと言ってパワーは変わりませんが・・・完全自己満足作業です)シリンダーは、86.5φ鍛造ピストンを使用するのでダミーヘッド付ボーリング・ホーニング加工を施し、ブロック上面面修正を最小限しました。クランクシャフトは、ダイナミックバランス・曲がり修正・ラッピング・キー溝1本加工を施し使用となります。86.5φピストン用のピストンスライダーも持っているので、ピストンリングの組付けズレも最小限に組付ける事が出来ます。まだヘッドが加工業者より返却されていませんので、仕上がりしだい引き続き組付けしたいと思います。

ブロック Before/After

2024.03.01

L型エンジン バルブタイミング

こんにちは。のだっちです。

大谷翔平選手、電撃結婚されましたね!おめでとう御座います。お相手の女性の事や、今後の子供の事など気になる事はいっぱいありますが、、、報道が過激になり過ぎなければいいですね。新天地で新しい家族と共に、今後の大谷選手の活躍を期待したいと思います。

それでは、本日のブログの紹介です。
本日は、YMS館林店勤務なので引き続きL型エンジンオーバーホールをおこないます。先日オイルパンを綺麗にしたので、今日は塗装でもやろうかな???と思っていたら、朝から風が強くて外で塗装なんか出来ない状況、、、と言って店内で塗装は出来ないし(汗)本日はオイルパン塗装は断念。。。
オイルパン塗装は後日にして本日は、ブロック・ヘッドの組付け、ロッカーアームの組付け、バルブクリアランス調整、バルブタイミング測定を行いました。ヘッドとブロックの組付け、ロッカーアームの組付けはブログで紹介していませんが先日終わらせていましたので、本日はバルブクリアランス調整とバルブタイミング測定を行いました。RBエンジンやSRエンジンと違ってブロック・ヘッドを組んだ後に、プラグホールから圧縮上死点を測定する事が出来ない・・・(アブナイアブナイ、、、)単カムなのでヘッドを組む前にピストントップで圧縮上死点を測定しておきます。(L型エンジン組み慣れている方は「当たり前!」と思っているであろう。。。)最初にコレをやっておかないと、この後のバルブタイミング測定が出来なくなる。RB・SRエンジンと比べると、組付け手順が違うので組付けに気を使う。。。(オイルパンやフロントカバーもヘッドを組んでからなので違和感だらけ、、、)まずはバルブクリアランスから調整しました。こちらもRB・SRエンジンと違い「シム」を使用して調整するのではなく、ロッカーアームの高さをネジ状のピボット!?(名所は判らない・・・)で調整する。シクネスゲージで測定しながらネジを回し調整、最後にロックナットを規定トルクで締め付けるのですが、ロックナットを締め付ける時に少しだけクリアランスがズレてしまう。こちらもやり慣れていないので、何度も測定・調整を繰り返し6気筒IN・EX側全て行う。取り敢えず規定のクリアランスに調整しましたので、次はバルブタイミング測定。調整式のスプロケ装着なので、後でオーナーさんの希望のバルブタイミングにする為、今現在の基準バルブタイミングを測定しておきます。念の為、IN・EX側共に3~4回測定して、現状数値はカム作用角IN・EX側共に272°リフト約12.5㎜/バルブタイミングIN:109°・EX:108.5°となりました。後は、オーナーさんの希望数値を確認して調整したいと思います。

2024.02.25

ER34 NEO6エンジンオーバーホール①

 こんにちは。のだっちです。

3連休最終日。天気悪く1日雨模様。かなり寒いですが今の所、雪が降る感じではないです。しかし・・・天気予報では今夜から明日の明け方にかけて関東でも雪が降る予報が出ております。明日の早朝から出勤される方は、路面凍結に気を付けて下さい。

それでは、本日のブログの紹介です。
加工に出していましたER34 NEO6エンジンが、ブロックとクランクシャフトだけ返ってきましたので、早速エンジン組付けの準備をしていきます。まずブロック側ですが、油汚れ・サビ・塗装剥がれなどありましたので、ブロック回り洗浄・ウォーター/オイルラインなどエアブロー等おこない、マスキング後に塗装していきます。本日は雨が降っていますのでマスキング準備で終了。
ブロックと一緒に加工に出していましたピストンも返却されましたので、コンロッド・ピストンのバランス調整を行い、コンロッド・ピストンを組付けします。今回使用するピストンは、純正ピストンが廃盤となっていますのでTOMEI製86.5φ鍛造ピストンを使用します。本当は、、、車両がオートマ車ともありますので、お客様の希望は純正ピストン仕様のオーバーホールでも良かったのですが・・・今後、どこかのメーカーで純正サイズの86φピストンでも販売してくれるとイイのだが、、、、、
R32・R33・R34GT-Rは、NISMOよりヘリテージ部品で純正部品が再販されておりますが、シルビアやタイプM系スカイラインの部品も再販されるとイイのだが。。。
例えば・・・・・シルビア系のクランク角センサーやシルビア系のブレーキブースター配管、ER34の純正ピストンやAACバルブなどなど、もう既に手に入らない部品があるので、、、

2024.02.23

4AG ダイレクトイグニッションコイル・シーケンシャル噴射

 こんにちは。のだっちです。

3連休、またまた雪予報が出てましたが、、、予報が変わったのかな!?どうやら大丈夫そうですね。もぉ~3月間近に大雪なんか降っちゃってもカーショップにはチェーンやスタッドレスの在庫もほとんど無いから大パニックになっちゃう。カーショップからしてみれば、12月中旬頃に雪が降ってくれると大繁盛!!になるんですけどね・・・

それでは、本日のブログの紹介です。
最近、、、旧車!?ばかり紹介してますが、本日もAE86(旧車!?)ネタとなります。先日、紹介しましたデスビ加工も終わり、今度はインジェクター配線とダイレクトイグニッション配線を作っていきます。
まずインジェクター配線ですが、4AGの場合、純正は同時噴射方式なので、燃料を必要とするタイミングで全ての気筒同時に噴射してしまいます。これにより無駄なガソリンも多くレスポンスも良くありません。そこで、デスビ加工により気筒判別させ、インジェクター配線を気筒ごとにする事でシーケンシャル噴射(ガソリンを必要とする気筒だけ噴射させる)となります。もちろん、ノーマルECUでは無理ですが、、、この仕様変更だけでレスポンスアップ・燃費向上に繋がります。
次は、LINK制御するついでに、点火方式もダイレクトイグニッション化にしていきます。こちらも、各気筒ごとにコイルを装着し電源・アース・信号線をECUまで引きLINKにて制御します。デスビのポイント式だと高回転で失火してしまったりする事を、電気制御のダイレクトイグニッションコイル化でかなり対策されます。
今回ECUメインハーネスは、純正のハーネスを使用してLINK制御させます。純正ECUカプラーにLINK配線を繋いで使用する予定です。(配線1からワンオフで作るのが理想ですが、、、価格が高額になるので・・・)