のだっち部長の部屋

クランク角センサー

2025.11.24

LINK G4+Plug-in マップ

 こんにちは。のだっちです。

今月も残り1週間。そして今年も後1カ月ちょっと。忙しくなってきましたので「寝ずに!?」頑張ってます。体調管理をしながら、今年を乗り切りたいと思います。皆さんも気を付けて下さい。

それでは、本日のブログの紹介です。
初めてやる事。理解するまでの時間。。。判った時の達成感。。。いろいろ味わったLINK Plug-inのトリガ設定。始動性の不具合が判らなくて、冷間時始動前噴射・クランキング増量・燃料補正・点火などなど変更してみましたが、結局・・・またもや!?トリガ設定が間違っていたのが原因でした(汗)現在はハイカム・排気量アップ・社外タービン・社外EXマニ仕様の車両ですが、朝の冷間時でも乗り込まずして外から「キュッキュッ・・・ブゥ~ン」と一発始動まで調整出来ました。判らなかった時は、風呂入っている時も・・・・寝床に付いた時でも・・・頭によぎり、思いつくと次の日試して・・・変化なし(汗)の繰り返し。結果、いろいろ理解し冷静に考えると現在の状態になるんだろうなぁ~と理解した。トリガ設定の間違いでしたが、他の機能・設定なども、いろいろ勉強出来た。ただ・・・やればやるだけ、「セッティングの正解が判らなくなってくる」。。。セッティングをされる方々は、どんな感じでセッティング取ってるんだろぅと気になる???自分がイジったLINK ECU。いろんなマップ・制御がいっぱいある。。。どこまで細かくイジればいいんだろぅ~???と悩んでしまう。例えば、燃料補正テーブルだけでも5Dテーブルにすると、、、20×22マップが1つ・11×16マップが2つ・10×14マップが2つ、極端な事を言うと燃料補正マップだけで1,072マス!!!!その他に、冷間時やドエルタイム・クランキング・加速増量・減速時燃料カットなどなど、燃料関係だけでも頭がクラクラするぐらいイジれる所があります。セッティングされている方々は、これら全部を細かくやってると思うと・・・(爆発!!)
今回、他店でセッティングをおこなっていたデーターを元にイジり始めましたが、いろいろ気になるデーターもありましたので、自分なりに変更してみました。例えば、点火マップですが、元々入っていたデーターでも始動しますが、何て言うのか判らないですが「マップのカーブ!?」がジグザグ・ギザギザだったので、自分なりに手直ししてみました。(画像のマップカーブ?山みたいなグラフ)実際は、セッティング時に変更すると思いますが、試乗した感じは問題なさそうです。その他、燃料マップや冷間時補正・加速増量・減速時燃料カット・アイドリング補正などなどもイジってみました。結果は、後で当社のセッティングをおこなっているトッチーに答え合わせしてみます。

2025.10.21

光学式 電磁式 クランク角センサー

 こんにちは。のだっちです。

本日は、「自分が忘れない為に記録しておく・・・」と言う事で、このブログを活用させてもらいます。なので、、、少し間違っていたり・全く必要ない!?、そして詳しい方は「当たり前だ!!」と思う内容かもしれませんので、そんな方はスルーして下さい。。。

LINK制御の事を勉強していると、今までは「言葉は聞くが改めて考えると・・・???」と言う部品・内容・作業などがいくつもあります。例えば・・・「CAN通信」言葉は聞くがどんな通信?そしてどんな利点があるの???など、改まって質問されると「んッ!?」って戸惑ってしまいませんか???まぁ~現代では頭の良い方々が詳しくネットに上げられているので調べれば判る時代ですが、LINK制御をおこなっていると、そんな事も勉強が必要になってきます。(必要ない場合もありますが・・・)
そして今回はクランク角センサーに関して勉強した事を少しだけ、忘れない為にブログに残しておこうと思います。
まず、クランク角センサーですが、電磁式や光学式などがあります。最近では純正のクランク角センサーをやめて、これらのセンサーを用いて制御する方法があります。(最近でもないかな!?)例えば先日当社でもおこなったHKS製クランク角センサーキットなど、、、
それでは、なんで!?こんな商品が販売されるのかッ!!しかも価格はそれなりに高価な商品で必要とする理由はなんだろう???
RBエンジンやSRエンジンのクランク角センサーは、装着位置でも判るように実際ではカムの所でクランク回転を検出しております。その検出方法がギアを返して検出したり、溝に合わせてローターを回して検出したり・・・と、この時点でギア・溝などのクリアランスのガタで誤差が出てしまいます。その誤差を埋める為に直接クランクシャフトにトリガーギアを装着しセンサーを返して検出する事により、クランク回転の検出精度が上がり、それに必要とする燃料噴射・点火時期など詰める事が可能となります。
話しを少し戻し・・・電磁式・光学式どっちのセンサーがイイの???と言う事も調べましたが、、、使用方法によって良し悪しがあるので、いろいろな事を検討してから選んだ方が良いみたいです。そもそもキット化されている物を購入する場合は選べないと思いますが、、、
まず、電磁式クランク角センサーですが、主に2極カプラーのセンサーが電磁式の事が多く、磁気を使って信号を検知します。電磁式のメリットは、光学式より価格は安く耐久性がありますが、デメリットは低回転域の検出に不安が出るそうです。(ABSなどは、この電磁式センサーが多いですよね~)
光学式クランク角センサーは、主に3極カプラーを使用している事が多く、光を使って信号を検出します。メリットは、高回転でも高精度に回転信号を検出する事が出来るが、価格は高く汚れにより検出できなくなる事もあり耐久性もそれほど高くないようです。(トヨタの1JZや2JZなどは純正で採用されてます)
こんな事を考えていると、クランクシャフトにあったトリガーギア・クランク角センサー・センサーアダプターそして、、、LINKなどのトリガー制御ができるフルコンがあれば、何でもできるんじゃないか???なんて考えてしまう。。。(そんな簡単ではないのも判ってる。)
ここまで考えていると、そもそもLINK・Vpro・モーテック・ハルテックなどなどのフルコンを作る方々は本当に凄い!!
長文になりましたが、本日のブログは「独り言」・・・と言う事で。。。
(HKS製クランク角センサーは、光学式センサーです。)


2025.10.20

ER34 LINK G4+Plug in トリガー

 こんにちは。のだっちです。

数か月前に紹介しました「ER34スカイラインに、HKS製クランク角センサー装着・LINK G4+制御」の車両ですが、いろいろ初めて挑戦する事もあり、かなりハマっておりました(汗)
ハマってしまっていた内容は・・・エンジン回転にトラブル!!!(注)なんだぁ~これかぁ~!!って思う方も居ると思いますが、ツッコミは入れないで下さいネ。(笑)
LINKソフト内でタイムプロット使って確認してみると、、、こんな感じで回転数が上がっていく。。。

こんなデーターでも、エンジンは始動するし、少し苦痛ではあるが乗れない事もない!?
エンジンが始動しちゃってるから余計にハマってしまったのですが・・・
この後、プラグ・ダイレクトコイル・各センサー・タイミングベルト・配線など何度も確認したが原因判らず。。。LINKを扱っている業者様やHKSなど、恥をしのんでいろいろトラブル解決につながるヒントでもないか???聞きまくっても解決の糸口が見つからず、お客様の都合でいったん返却する事になり、クランク角センサーを純正に戻しデーター・配線など全て戻し一時返却。
返却している間、次にお預かりした際にすぐに問題解決できるように、何日もいろいろ考え対策準備をしていました。もぉ~頭の中は、この車両のトラブル解決でいっぱい・・・
再度車両をお預かりして、まずは取り付けた物を再度確認!!
やはり、取り付けには問題なさそうだ・・・ちなみに、クランク角センサー・カム角センサーなどの作動確認もLINKソフト内にあるトリガースコープで確認済み。

トリガースコープで確認しても、センサーには異常は無さそうだ・・・
そこで、返却している間にいろいろ考えて「あッ!!!」と思った事を試した結果。。。。。
エンジン始動!正常な回転数!!アイドリングのバラつきもない!!状態に!!!

吹け上りもレスポンスも激変!!ってすぐに判るぐらいの変化になりました。
結果何が問題だったのかと言うと・・・結局はLINKの設定でした。トリガーモード・トリガー1・トリガー2・トリガーオフセットなど全て変更した結果解決となりました。問題解決したので、後々よく考えてみると「そうだよねぇ~」って思う事でした。(一度、この設定で試した時は、判らないまま行っていた事もあり、その時はどうやら・・・排気上死点で設定していたのだと思う。。。この時にすぐに判っていれば!!やはり、パニクッても焦らない事ですね。。。)
これで、数か月悩んでいた事が1つ解決しましたので、次はセッティング前までの微調整をしていきたいと思います。(今日からよく寝れそう・・・zzz)
お客様には申し訳ないですが、初めて行った事で、判らないままドッハマりして、解決できた事で「いろいろな意味」が判ったので本当に勉強になりました。年取っても、まだまだ勉強していこうと思います。

2025.06.28

ER34 HKS製クランク角センサー

 こんにちは。のだっちです。

YMS幸手上高野店のイベントや作業ハマりで、なかなかブログ更新出来てませんでした(汗)気づいたら・・・6月も終わりかけています。梅雨時期!?ですが、連日暑い日が続いております。物価高・光熱費高騰などで生活費が圧迫されていると思いますが、脱水症状や体調不良など起こさないように、「電気代節約」を考慮しながら暑い日は我慢せずエアコンを使いましょう!!

それでは、本日のブログの紹介です。
ER34スカイラインのエンジンオーバーホールに添い、「HKS製クランク角センサーコンバージョンキット」を同時に装着しました。今まで使用していた純正クランク角センサーを外し、クランク角・カム角共に各センサーを設置し、より精度の高いクランク角信号を得る商品です。純正クランク角センサーを使用しなくなるので、純正ECUでは制御出来ませんので、トリガー設定の変更が出来るフルコンが必要となります。今回このER34スカイラインには、元々LINK G4プラス Plug-inが装着されておりましたので、LINK制御でエンジン始動していきます。
実際おこなうのは初めてな作業でしたので、エンジン始動するまでかなり悩みました。。。まず、クランク角・カム角から1°信号・120°信号をLINKに配線し、センサーを動かす為の電源・アースを同時に配線。今回はVカムを使用しない仕様となりますので、センサータイプはクランク角・カム角共にLINK上で「光学/ホール」を選択。トリガーモードを選択しタイミングライトで点火時期を確認しエンジン始動!!・・・・・・・・・・・・・・・・・かからない(>_<)
ここから・・・いろいろハマりました(汗)
配線が間違っているのか???と言う事で、LINK内のトリガースコープで確認してみると、ちゃんと信号が出ている。。。。ステータス確認しても、トリガ1・トリガ2共に「はい」の表示・・・と言う事で配線は間違っていなそう。。。トリガーモードを変更してみたり、トリガーオフセット数値を変更してみたりすると、、、エンジン始動!!!!!
しかし、何かおかしい!?アイドリング時だけ、1番シリンダーの点火が弱い???プラグ・コイル・配線など変えても変化しない???
悩みに悩んで、この手の作業を数多く行っている、ある業者様へ救いの手を・・・・(ご迷惑かかる可能性があるので業者様の名前は控えます。)いろいろご丁寧にアドバイスをして頂き、結果、そもそも自分がおこなっていたLINKデーターが若干異なっておりました。冷静によく考えると「そうだよね(汗)」と言う内容で、悩んでいた1番シリンダーの点火不良も解消。回転数表示がカクカク!?していたので、フィルタリング設定変更などで解消されました。
元々LINKに入っていたデーターを微調整し、慣らし運転が出来るような始動時・アイドリング時の調整をおこない、とりあえず車両を返却。後は、慣らし運転後のセッティングとなります。
優れた性能・機能を持つ商品、、、使い手側の知識・技術が試される。。。まだまだ勉強が必要です(大汗)