行田店のブログ

2025.04.18

ターンバックル式 調整アームのお話

 明日は真夏日

まだ4月半ばですが暑いらしいのでご注意を。

そんなわけで本日のジャクーユな作業のご紹介は

今回は珍しく正しい・間違いのお話。

サーキットでのタイムアタックやドリフト、ドレスアップ車両でも装着する事が多い

「ターンバックル式調整アーム」の取り付け方のお話であります。

ターンバックル式は正ネジ(右ネジ)と逆ネジ(左ネジ)を組み合わせて車両からアームを取り外さなくても

伸び縮み出来る構造のアーム。

フォーミュラマシンなんかはこの方式のアームがトランスミッション等に直接装着され、アームとして

機能している事が多いであります。

これの取り付け方法を間違えてアライメント調整にいらっしゃるお客様が多いのでここで注意喚起であります。

上の画像がシルビアのリアアッパーアームで、これが間違っている状態であります

ピロ側のネジが全部入り込んでアーム側が出てる・・・

これだとせっかく正ネジ側と逆ネジ側で伸び縮みできるのにピロ側が縮み切っているのでこれはもう短く

出来ません。アーム側のネジが縮められそうなのに

さらに今度は伸ばそうとすると、もう半分くらいアーム側のネジが出ているので

本来伸ばせる長さの半分くらいで「抜けるか折れるか」が発生します。

ここからは正しい取り付け方法であります

店内の展示品「D-MAX製」で説明します。

まず新品アームを購入したら両方ともネジを完全に締め込みます。

その次にアーム本体とピロを手で固定して真ん中のナットを伸びる方向に回します。

はい

これが正しい状態であります。

ネジ山が露出している長さがほぼ同じなのが分かりますか?

この段階でピロだけ回して長くしてしまうのが間違いのいい例であります。

ちなみにこのアームはピロ側が正ネジ・アーム本体側が逆ネジになります。

ネジを縦に見て向かって右側が上がっていたら正ネジ、左が上がっていれば逆ネジであります。

是非、正しく装着してアライメント調整にお越しください。

以上、ポケルトフ沼尻でした

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