行田店のブログ
2021.08.17
エース笠原のN1レース奮闘記第二戦②
前回から続きまして2021ツインリンクもてぎAE86 N1レース決勝編であります
決勝スタートは午後の4時。ここで路面状況を見た27号車 栃本選手が動いた。
トッチー「A050のMコンパウンドを使おう」
路面はウェットで小雨の状態でありますが他のカテゴリーと気温を見てレースの後半をターゲットにすると判断。
エア圧もドライ使用で勝負に出ることに。ですが新品なので数周は我慢の展開なのは百も承知。
78号車エース笠原は予選で使ったGSコンパウンドのまま後半の発熱を加味してエア圧を調整。こちらもタイヤは違えど後半勝負に出る事に。
ここからは27号車栃本選手のオンボード画像でお楽しみください。
フォーメーションラップをこなしスタート
78号車 エース笠原はスタンディングスタートがまたもや上手く行かず、27号車栃本選手に並ばれる(笑)
ちなみにトッチーはスタートは得意であります
並べたけど抜けなーい
27号車栃本選手はMコンパウンドなので数周は我慢の展開であります。
でも78号車エース笠原はタイヤのエアと路面状況が上手く合ってるらしく6号車 レジェンド荒木選手を明らかにあおってる
その間にトップの86号車 下平選手はサヨナラ状態
ですがご存じのとうり6号車レジェンド荒木はブロックがうまい。78号車エース笠原がなかなか抜けない。
27号車栃本選手、5周経過あたりで6号車レジェンド荒木より78号車エース笠原のほうが速いと判断し左手で指示を出す
27号車栃本選手「やっちゃえぇ笠原君
」
78号車エース笠原「さっきからやってますよぉ(笑)」
そんな会話をしてるような心温まる映像。
外から見てるとこんな感じ。
7周目、ついにレースが動いた
トップ爆走中だった86号車 下平選手が一気にペースダウン。どうやらタイヤエアをウェット寄りにしすぎたようで明らかに熱ダレで滑ってる
とはいっても0.1くらいの差でこんな展開になってしまうのがレースの怖い所。
86号車下平選手がペースダウンしたので6号車レジェンド荒木も下平選手に詰まってペースダウン。
エース笠原にチャンスが到来今のところエース笠原のタイヤはベスト状態
ダウンヒルストレートで6号車 荒木選手のイン側にラインを変える
6号車 荒木選手もブロックの為イン側へ。さらにその前を走る86号車 下平選手もイン側へ
なんと78号車エース笠原のフェイントで一人でアウト側でフルブレーキ
アウト側から6号車荒木選手にかぶせる
6号車荒木選手もアクセル踏んで加速したいが86号車下平選手が邪魔(笑)
なんとエース笠原が大外刈りで6号車荒木選手をオーバーテイク
6号車レジェンド荒木もこのまま引き下がれない。レジェンドの名にかけて・・・・
1コーナーでエース笠原のイン側にアタック
本当に物理的にアタックしたっっ(笑)
しかもアタックした当の本人が自滅でスピン(笑)
栃本選手はたまたま距離が離れていたので回避に成功
今度は78号車エース笠原がトップでペースダウン中の86号車下平選手に襲い掛かる。
27号車栃本選手も後半に合わせたセッティングが当たりエース笠原とテールトゥノーズ。
残り2周・・・三つどもえの3台の誰が勝ってもおかしくない状態。
インからアウトから好調のエース笠原が下平選手を突っつきまわす。その後ろで「ごっつぁんです」を期待してエース笠原に無駄にくっつくトッチー(笑)
ファイナルラップ
フィニッシュ
残念ながら奇跡の逆転はならずでした
優勝 86号車 小さな巨人下平選手 やっぱりペースダウンはわざとじゃなくてガチだった
準優勝 78号車 エース笠原 久しぶりの2番手今までで一番かっこよかった
第3位 27号車 還暦万歳 栃本選手 「まだまだオレもやれる」らしい(笑)
第4位 6号車 レジェンド荒木選手 「エース笠原覚えとけよ
」だそうです。(笑)
第5位 26号車 減量成功後、若干のリバウンド 新関選手 雨は得意なはず
おめでとうございます
フィニッシュ後のYMS陣営のお二人の笑顔が印象的な今回のモテギラウンドでした
次回は9月にお馴染み筑波で第3戦
エース笠原の奮闘はまだまだ続く・・・・
次回もお楽しみに
2021.08.15
エース笠原のN1レース奮闘記第二戦①
先日、行われましたツインリンクもてぎにてAE86 N1レースのご報告であります
メンバーは
前回、第一戦筑波でのヘッドガスケット抜けからの急ピッチで間に合わせました78号車 エース笠原。
貫禄の走りで最近負け知らずの86号車 小さな巨人 下平選手
安定の準優勝トラブルフリーの6号車 レジェンド 荒木選手
今回、夏の開催との事でクールスーツを装着熱対策はバッチリ
26号車 減量成功後、若干のリバウンド 新関選手
いつもの56号車 焼き鳥帝王 廣田選手と76号車 優良運送屋さん 篠崎選手は大人の事情で欠席であります。
そのかわり(笑)
なんと大人の事情でスポット参戦が決定してしまった27号車 還暦万歳 栃本選手(トッチー)
我らがプレジデントのトッチーがたぶん・・・・4年ぶりのAE86 N1レースに参戦であります。
ツインリンクもてぎは1年で1回の開催なので皆さん、筑波ほど走りこんでいない人がほとんどであります。
前日練習に来てるチームもちらほら。
そんなわけで予選であります。
ですが台風直撃(笑)路面はヘビーウェット。
ドライバーも大変ですがメカニックも大変
レーシングカーはエアコンが付いてません。当たり前と思うかと思いますが最大のデメリットは・・・雨の時に窓ガラスが曇ります
一度曇ってしまうと完全な視界不良になります。
なので室内の水分を徹底的に拭き取ります。
あとはアナログでありますがガ〇コとク〇ンビューで対処します。これも塗り方で効果が変わってきます。
完全に曇らなくするのは不可能なので走行時間だけ耐えてくれるように努力します。
そんなわけで予選開始
装着タイヤは27号車 栃本選手以外は ヨコハマ A050 GSコンパウンドを使用。
栃本選手は「何年前のタイヤでしたっけ」というヨコハマのA021というヘビーウェットに定評があるタイヤでチャレンジ。
全車、ウエットの為15分間フルアタックの模様。
全車時間を追うごとにタイムが縮んでいく・・・
だがしかしもてぎのピットモニターに見た事ある27号車がグラベルに捕まってる
(笑)
栃本選手、タイヤが路面に合わずにダウンヒルバックストレートでOB
画像もありますが気が引けるので割愛とさせて頂きます。
キャタピラにお世話になったあとも追加で2周アタックしてチェッカーとなりました。
PP 86号車 小さな巨人 下平選手 2′36″782 やっぱり速かった
二番手 6号車 レジェンド 荒木選手 2′37″455 実はGSコンパウンドの使い方がうまいのか
三番手 78号車 エース笠原 2′38″091 調子はいいらしい
四番手 27号車 還暦万歳 栃本選手 2′42″119 タイヤが喰わないらしい (笑)
五番手 26号車 減量成功後、若干のリバウンド 新関選手 2′43″583 雨は得意なはず(笑)
ウェットの度合が時間ごとに変わるので決勝は荒れそうであります。
次回、おもしろ決勝編であります
2021.07.30
ZN6 クラッチ交換
皆さん体調は大丈夫ですか?
この暑さとまた増えだした新型コロナウイルスで命の危険を感じる今日この頃であります。
休憩するときはする。やるときはやるとメリハリつけてこの夏を乗り切りましょう
そんなわけで本日のエタノールな作業のご紹介は
ZN6クラッチ交換であります
半年前にHKS製ターボとORC400ライトクラッチを当店で装着したこの車両、「クラッチがつながらなくなった。」との事でご来店。
積載車で運ばれて来たでありますがクラッチ焼けちゃった匂いがプンプン丸であります
同じクラッチを注文していざクラッチをばらしてみると・・・
もう溝の残りがない。左が新品のORC400ライト。右は何だか色が黒い気がする。
フライホイールもセットなのでフライホイールを外してみると・・・
何回クラッチ蹴ったんでありますか(笑)
驚愕なのは裏側
これはヒドイ
オーナーさんはドリフトはしていないとの事。ですがドラッグレース並みの0加速は沢山やったとの事。・・・・・それが原因です(笑)
これは高回転での半クラの熱によるトラブルであります。クラッチディスクがバーストしなかっただけ運がいいほうであります。
スポーツ走行含めこういった部品の強度を考慮して走行しましょう。
ちなみにレースでも各部分にかかる負担を分散させながら決勝レースは走ります。でないとレーシングカーでも簡単に壊れます。
新品交換で直ったでありますが同じことをすれば同じトラブルは必ず起きるので乗り方の注意点はよく説明しておきました。
部品を外せば大体の故障原因は分かるので不安な事があったら一度点検に来てみては?
以上、アルコール沼尻でした